いい大人の既婚男性が、まるで中学生のように好きな人を避けてしまう。
側から見れば滑稽ですが、当の本人は必死そのものです。
彼の不可解な態度の裏に隠された、悲鳴のような本音を、私の友人のドロ沼な実体験も交えながら解き明かしていきましょう。
なぜ既婚男性の「好き避け」は重症化するのか? 40代既婚女性が語る本音
私は結婚して10年以上、子供はいない人生を選びました。
夫婦の形は人それぞれですが、既婚男性が「外」に目を向けてしまった時の動揺って、独身のそれとは比べものにならないほど重いんです。
彼らが「好き避け」をこじらせ、重症化させるのには、彼らなりの必死な防衛本能が働いています。
「守るべきもの」がブレーキを強烈に踏ませる
既婚男性にとって、誰かを好きになることは、今ある生活すべてをドブに捨てるリスクと隣り合わせです。
家、仕事の信用、そして妻。これらを失う恐怖が、あなたへの好意というアクセルを上回ったとき、彼らは全力でブレーキを踏みます。
それが「好き避け」の正体です。
特に40代を超えると、失敗した時のリカバリーが効かないという恐怖心がエグいんです。
私の友人と不倫している彼も、「彼女を直視すると理性が崩れる」と言って、わざと冷たい態度を取っているそうです。
側で見ている私は「そこまで自分に自信がないの?」と呆れてしまいますが、彼らにとっては死活問題なんですよね。
感情を抑圧しすぎて自分でもコントロール不能に
「好きになってはいけない」と自分を律しようとすればするほど、脳内ではあなたの存在が大きくなってしまいます。
既婚男性は論理的であろうと努める生き物ですが、感情のバグが起きると、自分でもどう振る舞えばいいか分からなくなるんです。
重症化すると、あなたと会話することはおろか、同じ空間にいるだけでパニックに近い状態になります。
その結果、不自然に早歩きで立ち去ったり、挨拶を無視したりといった、大人げない行動に走ってしまう。
これはもう、彼が自分自身の感情に完全に振り回されている証拠です。
これが重症!好き避け既婚男性の典型的な態度
重症化した好き避けは、一見すると「嫌われている」ようにしか見えません。
でも、よーく観察してみてください。
そこには、嫌いな相手には決して向けない「不自然さ」が詰まっているはずです。
目をそらす、逃げる、なのに近くにいる
目が合った瞬間に弾かれたように顔をそらすのは、重症な好き避けの典型です。
嫌いな相手なら、そもそも視線すら合わせないか、冷ややかな一瞥で終わり。
でも彼は、あなたが自分を見ているかどうかを、実は常にレーダーのように察知しています。
だからこそ、目が合うと「バレた!」と思って逃げてしまうんです。
でも不思議なことに、飲み会や職場では、なぜかいつもあなたの視界に入る範囲にいませんか?
避けつつも離れたくないという、矛盾した行動が重症者の特徴です。
他の人には優しいのに、あなたにだけ攻撃的・冷淡
他の女性とは楽しそうに談笑しているのに、あなたの前だけ急に無表情になる。
あるいは、わざとトゲのある言い方をしてくる。
これは「俺はあんたに興味がないんだ」という、自分自身と周囲への必死のアピールです。
私の友人は、この態度に何度も泣かされてきました。
「あんなに冷たくされるなら、もう諦める」と言う彼女に、私はいつも「彼は自分の弱さを見せたくないだけだよ」と伝えています。
男のプライドは、時に愛する人への攻撃性として現れるから厄介ですよね。
LINEは既読スルーなのに、対面だと異常に饒舌になる
証拠が残るLINEなどのツールでは、彼は徹底的に自分を律しようとします。
既読をつけてもあえて返さない、あるいは事務的な一言で終わらせる。
これは、文字として好意が残ることを本能的に避けているからです。
ところが、いざ対面で2人きり(あるいはそれに近い状態)になると、堰を切ったように喋り出すことがあります。
物理的な距離が近づくことで、それまで張り巡らせていた「好き避け」の壁が一気に崩壊する瞬間。
この温度差こそが、重症な恋心のバロメーターです。
友人の不倫騒動から学んだ「好き避け」への対処法
私の友人は、既婚男性の好き避けに振り回されて3年になります。
彼女を見ていて思うのは、男性が重症化している時にこちらから追いかけるのは、火に油を注ぐようなものだということです。
「彼を追わない」ことが最大の駆け引き
彼が避けてくるのは、あなたのことが怖いからです。
自分の平穏な日常を壊す「毒」のように感じている。
そこであなたが「なんで避けるの?」「何かした?」と詰め寄れば、彼はますます殻に閉じこもってしまいます。
一番効果的なのは、彼が避けてきたら「あら、そう」と言わんばかりに、こちらもしれっと距離を置くことです。
あなたが追いかけてこないと分かった瞬間、今度は彼の方が不安になって、必ずまた様子を伺いにきます。
感情的にならず、淡々と日常を過ごす強さ
好き避けされている側は、否定されたような気持ちになり、精神的にかなり削られますよね。
でも、そこであなたが落ち込んだり、泣いたりするのは禁物です。
既婚男性は、女性の感情の爆発を何よりも恐れています。
「私は私で楽しくやっています」というオーラを出し続けてください。
子供のいない40代既婚者の私だから分かりますが、男性が惹かれるのは、結局のところ「自分の足で立っている女性」です。
あなたが自立していれば、彼の好き避けは徐々に「信頼」へと変わっていきます。
重症化した先に待っている未来とは
好き避けが重症化しているということは、それだけ彼のあなたに対する思いが「普通ではない」ということです。
でも、その情熱が必ずしもハッピーエンドに繋がるとは限りません。
好き避けが「本気の恋」に変わる瞬間
彼が「避けることの無意味さ」を悟ったとき、好き避けは突然、猛烈なアプローチに変わることがあります。
理性の堤防が決壊した既婚男性は、正直言って怖いくらい一途です。
ただ、そうなったときに問われるのは、あなたの覚悟です。
彼が家庭を捨てるのか、それとも都合のいい関係を求めてくるのか。
重症な好き避けを乗り越えた先には、また別の、より厳しい現実が待っています。
自分の人生のハンドルは自分だけで握ること
40代、既婚、子なし。この立場の私から言わせてもらうと、不器用な男性の好き避けに振り回される時間は、人生において最も贅沢で、最も虚しい時間かもしれません。
彼がどう思うか、なぜ避けるのか。
そんな答えのないクイズに時間を費やすより、自分がどうしたいかを優先してください。
彼が重症なら、あなたは健康でいること。
振り回されず、自分の人生を楽しむ余裕を持つことが、結果的に彼を一番惹きつける方法なのです。
彼の好き避けは、彼の問題であって、あなたの問題ではありません。
適度な距離感を保ちながら、この「不器用な駆け引き」を少し冷めた目で眺めてみるくらいが、ちょうどいいのかもしれませんね。